NIKKEI NET(日経ネット):マレーシア、ガソリン6%値下げ インフレ加速に対応
マレーシア政府は22日、価格統制品であるガソリンと軽油の小売価格を23日から引き下げると発表した。6月の値上げの影響で、22日発表の7月の消費者物価指数が前年同月比8.5%上昇。26年ぶりの高水準となった6月の7.7%を上回りインフレ加速が懸念されていた。
ガソリンの新しい小売価格は、1リットル当たり0.15リンギ安い2.55リンギ(約84円)で、下げ幅は6%。軽油の小売価格は3%引き下げる。
マレーシア政府は6月にガソリン価格を41%引き上げた。その後の原油価格の下落を受けて、9月1日から小売価格を原油の国際価格に連動させて決定する制度を導入すると発表していた。9月を待たずに値下げするのは、26日に行う下院補欠選挙への影響を考慮した可能性もある。補選には野党指導者のアンワル元副首相が出馬し、政府にガソリン値下げを迫っている。
今日、ローカルスタッフが仕事中に「ガソリン価格が下がった」と言っていたのは、このことだったのですね。
日本に比べれば安いですが、3リンギあれば食事ができる国ですので、やっぱり6月の値上げは響いたようです。