日産自、ロシアへの過剰投資は望まない=副社長(ロイター) - Yahoo!ニュース
同社は、2億ドルを投じてロシアのサンクトペテルブルクに工場を建設。年産能力は5万台で、来年の早い時期にセダン「ティアナ」を、来年半ばにスポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」の組み立てを開始する予定。
副社長は「当然、いずれは成長が鈍化する時がくる。40─50%という市場の拡大ペースを維持することはできない」と指摘。
今後5年程度、中・長期的には力強い成長が期待できるとしたうえで「過剰な生産能力は持ちたくない。(投資は)段階的に進めていく」と述べた。
グルジア紛争に端を発してWTO加盟凍結と、自動車メーカーとしては心配でしょうね。 中国やインド市場の成長が鈍化しつつあるなか、ロシア市場は世界でも稀な高成長を続けていますから。
でも台数は出ていても、ほとんど利益にはつながっていないという話も聞きますが。
情報BOX:自動車メーカー各社の08年ロシア販売目標(ロイター) - Yahoo!ニュース
ロシアは今年、初めて新車販売台数でドイツを抜いた。自動車市場の成長は減速する見通しだが、今後数年は2けたの伸びが続くとみられている。
モスクワ・モーターショー開幕に向けて自動車メーカー各社が発表した、2008年のロシアでの販売目標は以下のとおり。
(単位:台)
メーカー 2008 (目標) 2007 (実績)
General Motors 400,000 260,000
Ford more than 200,000 175,000
三菱自動車工業 140,000 100,000
日産 170,000 116,000
マツダ 80,000 50,000
Skoda 50,000 27,500
Peugeot 50,000 25,000
スズキ 45,000 28,600
Fiat 40,000 less than 20,000
Volvo 29,000 21,100
富士重工業 25,000 15,500
Audi 20,000 15,300
BMW 19,000 14,100
Infiniti 7,000-7,500 5,500
はたしてしっかりとした需要があるのか、はたまたやがて弾けるバブルなのか。