全長が短いことの意義とは

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Business Media 誠:神尾寿の時事日想・特別編:ユーザーと市場の“知性”を試されるクルマ――トヨタ「iQ」に試乗した

小さく、合理的・効率的であるクルマにどれだけ多くの人が共感するのか。「iQのiは、『intelligence』を意識した」(前出の市橋氏)というが、新時代における知性を試されているのは、自動車メーカーだけでなく、ユーザーと自動車文化も同じくなのかもしれない。

ネッツ店扱いということで、ぜひとも大ヒットしてもらいたい「iQ」なのですが、どの試乗記を読んでも大絶賛ですね。
でも、短い全長で4人乗れるのは大したものだと思うのですが、それのどこが”知的”なんでしょうかね?

全長が短いことの最大のメリットは、車両重量を軽くしやすいということです。 重量が軽くなると、燃費が良くなりますし、道路に対する攻撃性も軽減されます。 そして重量税も安くなる場合があります。

で他には?と聞かれると、道路の占有面積(長さ)が少ないので渋滞緩和に繋がるとか(でも保有台数の数%がiQになったからといって、大して変わらないでしょう)。

でも軽さが最大のメリットならば、大きさはカローラのまま軽自動車並みの重量に出来れば、それが一番いいですよね。 ラゲッジスペースを犠牲にすることもないし、大人が4人乗っても窮屈な思いをすることはないでしょう。 そっちの方がよっぽど難しくて、革新的だと思います。

技術的には、マツダ・デミオの「全長・全高を削って100kg軽くしました」と同じレベルであって、iQは10年遅れでスマートの真似をしているだけとしか思えません。 開発者の方は相当苦労したんでしょうけどね。