自動車塗装工場は、空調で加熱、冷却、加湿を行なうために、全工程の約1/4のエネルギーを消費している。また近年環境対応で水性塗料への転換を進めているが、これは一方で水分を蒸発させるためのエネルギー増加の要因となっている。
今回の新技術は、工場自体を最小規模化することで使用エネルギーを大幅に削減し、それによりCO2排出量の削減を図るもの。またVOCに関しても、塗料及び洗浄溶剤の廃棄量を最大50%削減可能であり、資源の有効利用にも貢献されるという。
あー、なるほど。 有機溶剤を乾燥させるよりも、水分を飛ばす方が必要なエネルギーは大きくなるわけか。
製造時に発生するCO2を減らすのは、製造業にとって益々重要度が増してきています。
また、この新技術は、塗り幅と塗布量を自由に変化させながら部位に応じて自在に塗り分ける技術で、メタリック塗装においては困難とされてきた、“塗り方を変えても色は一定にする”という課題をミクロンレベルの塗料微粒子コントロール技術によって解決するものである。
これにより塗料をムダにせず広面積を一度に塗る事が可能となり、塗装装置を半数に減らす事が可能となった。
なんかいいことずくめの技術ですね。 途上国でも使えるのかしらん?
マツダも塗装技術については面白い技術を色々と発表していますね。 塗装関係は、まだまだブレークスルーがいくつも起きそうな分野です。