ホンダも車両上方から俯瞰映像を表示,松下のシステムを採用し「オデッセイ」に搭載へ - インテリジェント・カー - Tech-On!
ホンダは,車両上方からの俯瞰映像を表示する「マルチビューカメラシステム」を2008年10月に発売予定の「オデッセイ」に搭載する(図1)。松下電器産業のシステムを採用した。運転者は周囲360度の様子を一つの表示画面で確認できるため,駐車時などの運転操作の負担が減る。同様の俯瞰映像を表示する装置の実用化は日産自動車に続いて2社目となる(関連記事1)。
トヨタが出すとしたらデンソー製なんだろうけど。
松下電器産業は、自動車部品ではほとんど名前を聞きませんが、住宅用監視カメラとか作ってるんですよね。
で、どっちのシステムがいいの?ということなんですが。
ホンダと日産自動車のシステムを比較すると,ホンダのシステムのウリは安価なことだろう。2社が採用するカメラ・モジュールの価格に大きな差があると見られるからだ。このシステムに使うカメラの数は両社とも4個と多い。このため,カメラ価格の差はシステムのコストに大きく反映する。
日産自動車の場合,高機能で特殊なソニー製のCMOS型カメラ・モジュールを採用する(関連記事2)。このため画質は比較的高めやすいが高価となりやすい。一方,ホンダの場合,車載カメラとしては一般的な約35万画素のCCDカメラを採用する。画質は比較的低くなるが安価ですむ。
さらに,日産自動車のシステムでは周辺障害物を検知するためのソナー4個を搭載するが,ホンダのシステムでは搭載しない。これも安価なコストを実現する上で有利に働きそうだ。
松下はビデオカメラでも最後までCCD使ってましたからね。
ところで松下と呼べるのも今月一杯ですね。