トヨタiQ 100G レザーパッケージ(FF/CVT)/100G(FF/CVT)【試乗速報】
といったことで、「iQ」のファーストインプレッションは、役に立つ実用車、環境に優しいエコカーというよりも、愉快で贅沢なファンカーというものだった。燃費計測の余裕がなかった今回の試乗に関して言えば、実用性よりも、新鮮な造形や心地よい操作フィールなど、オモチャとしての部分のほうが心に残る。
だからiQを購入するのは、「このクルマには足りない部分もあるけれど、応援してやりたいから買う」という、タニマチというかサポーター的な動機だろう。サポーター的な顧客というのは、トヨタが最も不得手とする部分かもしれませんが。
欧州計測モードでハイブリッド車(プリウスで104g/km、シビックハイブリッドは109g/km)を下回る99g/kmを記録するなど、実際にエコカーとしての実力もあるのですが、販売現場としてはパイクカーとしての側面の方が強いでしょうね。 個人的には、トヨタ・セラを連想しました。
目立ちたい人向けなのは確かですが、それでも月販目標2,500台なんだからすごい。 売れるといいなぁ。