フォード、マツダ株20%売却=520億円調達、提携は維持(時事通信) - Yahoo!ニュース
マツダは18日、経営難に直面する米フォード・モーターが保有するマツダ株33.4%のうち、20%程度を19日付で売却すると発表した。フォードは手元資金を確保するため資産売却を急いでおり、今回520億円強を市場から調達する。マツダは約7%を自社株買いし、残りを三井住友海上火災保険、住友商事、伊藤忠商事など損害保険会社、商社、銀行などの主要取引先20社以上が引き受ける。
今回の売却でフォードは株主総会で拒否権を発動できる地位を失うが、約13%を保有して筆頭株主にとどまる。米国やタイの合弁会社や購買、環境対応などの開発でマツダとの業務提携は維持する。
資金の流出が止まらない状況では、焼け石に水ですけどね。 ヘタすると欧州フォードでさえ手放す可能性もありますし。
<米フォード>経営危機の深刻さ示す マツダ株一部売却(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
両社にとってマツダとスズキはそれぞれ小型車開発の重要な提携先で、いずれも「業務提携は維持する」という。しかし、株式売却は目先の危機克服の一助にはなっても、スズキ、マツダとの関係を薄れさせ、将来的には大きなマイナスになりかねない。
マツダの井巻久一会長兼社長は18日、広島県府中町の本社で会見し「(フォードとの)戦略的関係は変わらない」と強調した。マツダの海外工場はすべてフォードとの合弁で主力車種も共同開発だが、不振続きのフォードに縛られれば「マツダの先行きをも危うくしかねない」(アナリスト)。マツダは18日、フォード出身の取締役を3人から1人に減らすことも発表、「フォードと距離を置き始めた証拠」(同)との見方も出ている。
一緒に沈みたくはないし、かといって単独で荒波を越えていける訳でもなし。 新興国メーカーからの買収の標的にされるのは怖いでしょう。
とりあえずは嵐が過ぎ去るまでじっとしてるでしょうが、いずれは他のアライアンスを模索しなければならないでしょうね。