【誤算の研究】本田技研工業:NBonline(日経ビジネス オンライン)
TMMCは「カローラ」を年間約7万台生産しており、その一部を米国に輸出している。エンジンは日本から輸入しているので、現調率は50数%にとどまる。米関税局が鉛筆を少しなめるだけで、50%を割り込みかねない水準である。それにもかかわらず、トヨタが強気なのは、FTAへの対策を着実に積み重ねてきたという自負があるからだ。
トヨタはFTAが発効すると間もなく、米関税局や税関の係官を工場に招き、自動車製造に理解を深めてもらった。その後、FTAの解釈についてのさまざまな疑問をまとめて関税局に質問状を提出した。その結果、「グレーゾーンをはっきりさせるのに十分な回答を入手した」(最近までTMMCに勤務していた今中弘道・トヨタ自動車オセアニア部主査)という。
トヨタは政治的根回しが得意というか、周到だもんね(ベトナムでもロシアでも)。 トップメーカーゆえの用心深さかな。 さすがワキが臭いね。
移転価格税制といい、ホンダはワキが甘いと言われても仕方ないかも。 性善説的行動規範を持つホンダですが、他者も同じように行動してくれるとは限らないですからね。