<トヨタ>米国での減産拡大へ 全工場の停止を2日増やす(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
トヨタ自動車は19日、米国とカナダの全11拠点(14工場)を、12月22、23の両日、停止すると明らかにした。米国の新車販売が予想以上に落ち込んでいるためで、12月24日からの年末休暇入りする直前の2日間、操業を止め、減産規模を拡大する。
主力の小型車「カローラ」や中型車「カムリ」などを生産しており、減産は数千台規模になる見通し。停止中も従業員は出社し、研修などを行う予定。
またインディアナ、ケンタッキーの2工場と、米ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁工場(カリフォルニア州)では年明け以降、一部の生産ラインを2交代勤務から1交代勤務にするなどして減産を拡大する。ケンタッキー工場では来年3月までに、現在約500人の期間従業員を約250人に半減する。
レイオフせずに、どこまで耐えられますかね?
奥田体制以後、「毎年富士重と同じ規模の増産」を重ねてきた結果、プラス方向のスケーラビリティーしか考えなくなっていたのでしょう。 販売機会の損失を避けるために、環境に最適化し過ぎたのかもしれません。 環境が激変すれば、当然ダメージも大きくなります。
デトロイトスリーのようになるとはいいませんが、「自らの重みで自壊する」というのは共通しています。 いつの間にか、トヨタも体質が似てきているのかもしれませんね。
続報。 ついにアジアでも減産です。
トヨタがタイで減産、期間従業員の早期退職も募集(ロイター) - Yahoo!ニュース
トヨタ自動車は20日、タイのゲートウェイ工場(チャチェンサオ県)で減産に乗り出したことを明らかにした。需要の落ち込みに対応するため。期間従業員の早期退職も募集する。
同工場は「カムリ」や「カローラ」などを生産。すでにラインの速度を落とし、減産に入った。世界的な金融危機を受けて東南アジアも自動車市場が減速しており、タイでは10月の全体需要が前年比15.4%減少。トヨタの販売は同21%減少した。同工場からはインドネシアやマレーシア、フィリピンなどへも輸出している。
減産に伴い、トヨタは1850人の期間従業員のうち340人を減らす。11月10日から早期退職を募集している。
対応早いね。 やっぱスゴイわ、トヨタ。