NIKKEI NET(日経ネット):米自動車救済、金融安定化法活用を検討 大統領、危機回避を優先
米自動車大手の救済を巡る協議は、二転三転の末、米政府が金融安定化法の活用を軸に検討する見通しとなった。公的資金でつなぎ融資を実施、目先の経営破綻を回避する。ブッシュ大統領が米経済の危機回避を優先したためだが、最終決着までの道筋はなお波乱含みだ。
「現時点で、米経済をさらに弱体化させ、不安定にするのは無責任だ」。安定化法活用を表明した12日のペリーノ大統領報道官の声明には苦渋がにじむ。米メディアによれば、米財務省の広報担当者も同日、「米議会が再開するまで破綻を回避する用意ができている」と述べた。
もはや破綻するかどうかはブッシュ大統領次第ですね。
みんな自分では責任取りたくないだろうし、とりあえずオバマ大統領誕生まで延命というところでしょう。
NIKKEI NET(日経ネット):GM、北米20工場で25万台の大規模減産 来年1―3月
米ゼネラル・モーターズ(GM)は12日、2009年1―3月に北米で大規模な減産に踏み切ると発表した。対象は米国やカナダ、メキシコの計20工場で、削減幅は計25万台。米国での新車販売が4割前後減っていることに対応する。
20の完成車工場に加え、エンジン工場などでも減産する。
売れないから減産するのは当たり前で、これが救済の材料になるとは思えませんが。
こんなところにも金を無心に行っていたみたいです。
asahi.com(朝日新聞社):ビッグ3に救世主?カナダが2650億円の資金支援か - ビジネス
カナダ政府とオンタリオ州政府が、資金繰り難に苦しむ米自動車大手3社「ビッグ3」に対して35億カナダドル(約2650億円)の資金支援をすることで合意した、と欧米メディアが12日報じた。米政府によるビッグ3の救済策が承認され次第、実施する見通しという。
カナダ政府などは5日、ビッグ3各社から経営改善計画の提出と資金支援の要請を受けた、と発表していた。カナダ政府とともに、生産拠点を置くオンタリオ州にも要請し、要請総額は約60億カナダドル(約4540億円)とみられていた。
いっそ日本政府にも要請してみたらどう?
NIKKEI NET(日経ネット):米景気後退、09年前半まで 米調査機関予測まとめ
米国経済は来年前半までマイナス成長が続く可能性が出てきた。全米の主な調査機関の予測を10日時点で集約したブルーチップ調査によると、10―12月期の実質成長率はマイナス4.1%に落ち込む。マイナス幅は7―9月期の実績値の0.5%から大きく拡大。生産や消費の下振れが鮮明となり、プラス成長に戻るのは来年7―9月期まで遠のく。世界景気の悪化とも連動して不況は長引きそうだ。
そんな早期に終わるとは思えないけどなぁ。