【第35回】何かと批判の多いアラフォーは、社会の「元気」の指標:NBonline(日経ビジネス オンライン)
アラフォーが35~45歳の女性を指す場合、1964~74年生まれということで、就職氷河期の初期の世代も含まれることになる。しかし私のイメージでは、やはりアラフォーを特色づけているのは「バブル経験者である」ということ。そうなると、就職氷河期の経験者は抜かして考えたい。
(中 略)
バブル期とは、社会全体にお金が潤沢に回っていて、その余波が地方や社会人1年生にまで及んでいた時期だ。女性たちは、男性に奢ってもらっていたのではなく、「社会」に奢ってもらっていたのだ。コンプライアンスの厳しい現在では信じられないかもしれないが、当時は会社の飲み会、合コン、プライベートのデートにまで、「領収書下さい」と言うのが当たり前という風潮があった。友人の中には、普通の商社のOLなのにいつもタクシー券を1冊持っている人がいた。課長の席から、自由に持っていってよかったのだそうだ。
ちなみに、なぜアラフォーに男性を含めないかというと、当時のアラフォー世代の男性はまだ「ペーペー」で、「なかなかつかまらないタクシーを拾うために、いつも寒い銀座通りで震えていた」からだ。男性社会は年功序列だから、バブル期でも若い男性はあまりいい思いをしていない。バブル期にいい思いをしたのは、当時20代前後の女性とおじさんだけで、さらにバブルが崩壊しても「無傷」だったのは女性だけである。
そーそー。 あの頃羽振りがよかったのは、女子大生やOLと、村上龍みたいなオッサンばっかりでした。
自分は87年就職で上京しましたが、バブルなんてまるで関係なかったですね。 だってお金がなかったし。 たぶん今の製造業への派遣の人たちと、手取りは変わらなかったんじゃないかな。
ちなみにウチの嫁もアラフォー世代ですが、
このように、アラフォー世代の「あきらめない」「降りない」「全部を手にしたい」「贅沢癖が抜けない」ところが、他の世代、特に就職氷河期を経験した世代からは突っ込まれるところだ。
当らずとも遠からじ、かもしれません。