NIKKEI NET(日経ネット):トヨタ、2期連続営業赤字の公算 販売700万台割れへ
トヨタ自動車の2010年3月期(米国会計基準)は、本業のもうけを示す連結営業損益が2期連続で赤字になる見通しだ。世界的な景気悪化で自動車販売が低迷するうえ、円高で輸出採算も厳しく、赤字幅は5000億円超となる可能性もある。連結販売台数(日野自動車、ダイハツ工業を含む)は650万台前後と、6年ぶりに700万台を下回りそうだ。
赤字にはなると思いますが、5000億円超まではいかないんじゃないかと。
前期と違い通期で不況の影響を受けますが、在庫調整の為の過度の減産は少なくとも上期中に終わります。 販売台数は前期実績の±10%くらいに収まるんじゃないかな?
為替も、日本経済への根拠なき期待がしぼんで、実態に見合ったレベル(100~105円/$)で推移するでしょう。 一時期の円安のようにウハウハということはないですが、輸出できないレベルじゃあないです。
とはいえトヨタにとって悩みの種は、レクサスの不振でしょう。 「真の高級ブランド」と違って成金用の高級車は、もはや以前の販売レベルには戻らないと思います。
国内販売も、新車販売の2台に1台が軽自動車という時代が、すぐそばまで来ています。 系列にダイハツがあるとはいえ、市場のパイの半分の中だけで商売するのは大変です。 国内生産体制の整理も含めて、課題は数多いと思います。
本当は新型プリウスを不当廉売している場合じゃないんですけどね。