三菱自動車、グローバルで塵も積もれば山となる作戦を展開!? | Response.
同社長によると、2008年に前年より販売を伸ばした国は50か国あり、それらの国でまんべんなく販売していけば活路が開けるということだ。
「これまではロシア、ウクライナに頼ってきたが、今後はアセアン、カナダ、ブラジル、中東、中国を中心にやっていこうと考えている」と益子社長は強調した。
そう簡単にいけば苦労はないですけどね。
でも三菱自の業績は、意外と底堅いですね。 見直しました。
三菱自の10年3月期、大幅コスト削減で営業増益見込む(ロイター) - Yahoo!ニュース
当期損益は50億円の黒字を見込んでいる。09年3月期の548億円の赤字から改善する見通し。
2010年3月期の自動車販売台数は前年比13%減の93万2000台を計画。日本を除くすべての地域で減少し、570億円の減益要因になる見込み。日本については低公害車向けの減税などが需要を押し上げるとみている。想定為替レートはドル/円を92円、ユーロ/円を116円に設定。営業利益を710億円圧迫する。
一方で、原材料高の下落が680億円、労務費などの削減と販売費の減少が860億円の増益要因になる見込み。操業率が低下していた米国工場の減損処理を、前年度に実施したこともプラスに作用する。(中略)
09年3月期の営業利益は前年比96.4%減の39億円だった。トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト3人の予測平均値は44億円の営業赤字だった。
トヨタでさえ赤字になる状況でこの数字は立派でしょう。
ダイハツ、マレーシア市場で新車投入して盤石な体制目指す | Response.
ダイハツ工業は27日、2009年3月期決算発表を行い、箕浦輝幸社長は海外の主力市場であるマレーシアで、新型車を投入して販売に力を入れていく考えを示した。
同社はマレーシア市場で3年連続でシェアトップになっているが、市場の伸び(前年比13%増)に対し、同3%増と苦戦を強いられている。その結果、シェアも2.9ポイント減の30.5%に下がってしまった。
「ブーン ルミナス」は、マレーシアでも売れると思いますよ。 ホンダ・フリードとともに、マレーシアでもミニバンが流行るかも?
ホンダ09年3月期決算…最終利益1370億円の黒字 | Response.
ホンダが発表した2009年3月期の連結決算は、最終利益が前年同期比77.2%減の1370億円となり、大幅減益ながら黒字をキープした。(中略)
売上高では四輪の落ち込みや為替換算の影響で同16.6%減の10兆112億円となった。
収益では、営業利益は減収にともなう利益の減少、為替差損、減産に伴うコスト影響、F1レースからの撤退や新機種の開発中止に伴う臨時費用の影響で同80.1%減の1896億円となった。税引前利益は同81.9%減の1617億円だった。
つまりF1撤退やNSX後継車の開発中止、寄居やインド第二工場の稼動延期がなければ、赤字になっていたということなのでしょう。
一方、今期の業績見通しについては、
ホンダの10年3月期、大幅減益も営業黒字確保へ(ロイター) - Yahoo!ニュース
ホンダは28日、2010年3月期の連結営業利益(米国会計基準)は前年比94.7%減の100億円になる見通しと発表した。トムソン・ロイター・エスティメーツによる過去30日間の主要アナリスト18人の予測平均値は644億円の営業赤字だった。(中略)
売上高は前年比16.4%減の8兆3700億円、税引き前当期純利益は同93.8%減の100億円を計画。営業損益は赤字額が上半期に1100億円まで膨らむ見込み。しかし、夏までには在庫調整が完了して生産が正常化するほか、撤退したF1の運営費用がなくなるなど、一連の合理化策が奏功して下半期に黒字浮上を狙う。設備投資を前年度の5991億円から3900億円へ大幅に減らすことも、固定費の削減につながる。
前年度は4度の下方修正を迫られたが、会見した近藤広一副社長は「(今年度の)業績予想は固めに読んだつもりだ」と語った。
前期は、上期の貯金があったのでまだよかったですが、今期は通期で影響が出ますからね。 本当の正念場は今期でしょう。
<続報>「生産能力を増強する投資はすべてカット」――ホンダの連結決算の質疑応答から - クルマ - Tech-On!
――米国の需要動向はどう推移しているのか。
全体としては,底を打ったなあという感じだ。4月は3月と同じ水準だろう。ただ,底は打ったものの,ここからどうリバウンドしていくのかがまだ見えていない。懸念しているのは,ビッグ3の動向や豚インフルエンザがどのように影響するかだ。
一方,好材料は中古車全体の在庫が減り,中古車の価格が戻ってきたこと。それからファイナンス面についても,多少ではあるが,1~2月の厳しさに比べて緩んだという気がしている。
ホンダの全体での在庫は3月末で20万台強とまだまだ過剰な状態にある。米国では3月末で98日分の在庫があるが,7月末くらいには50日程度にする予定。米国の2008年1~12月の新車販売台数は1325万台だったが,2009年は1050万台程度とみている。7~8月までに在庫を適正化すれば,秋以降はメーカーから販売店への卸し台数が増えるはずだ。
他メーカーに比べると、在庫調整が遅いですね。
ちなみに、パイオニアへの出資も正式に決定したようです。
――パイオニアへの出資に対する狙いやメリットを教えてほしい。
パイオニアに25億円の出資をすることを決定した(関連記事)。パイオニアからは,カーオーディオやカーナビを調達しており,特にカーナビでは当社の売りである「インターナビ」対応の高機能品を購入している。インターナビ対応のカーナビにはパイオニアが深く関わっており,ホンダの得意分野を強くすることと,パイオニアから出資の要請があったことから決定した。これ以上,パイオニアに追加投資するかは今のところ考えていない。
ハイブリッド車用電池の供給を受けていた三洋電機のように、パナソニックがパイオニアを買収しないように、ツバをつけておくというのが本当の理由かと。
ちなみにトヨタ純正カーナビのOEMは、アイシン精機、デンソー、富士通テン、パナソニックだそうです。 日産はクラリオン(吸収したザナヴィ含む)が中心で、YOPではパナソニック、パイオニア、三洋があるみたいですね。
脱線ついでに、パイオニアは三菱電機と提携するようで。
パイオニア中期経営計画…三菱電機とカーナビを共同開発で合意 | Response.
パイオニアは、中期経営計画で、カーエレクトニクス事業をコア事業と位置づける一環として三菱電機との提携を強化する。
具体的には、三菱電機と、カーナビゲーションシステム、カーAV製品のハードウェア・ソフトウェアの開発を共同で行うことで合意した。同社とは2002年からカーナビゲーション用ソフト技術の一部を相互利用してきたが、今回、カーナビゲーション、カーAVに関する技術開発でも協業する。
三菱電機のカーナビは、三菱自やマツダに採用されているようですが。
いっそパイオニアが市販するカーナビにも、「インターナビ・プレミアムクラブ」の機能が使えるようにしてみてはどう? トヨタ車に乗らざるを得ないけど、「インターナビ」を使いたいという人もいるだろうに(我が家のことですが)。