NIKKEI NET(日経ネット):オペル買収、マグナが第1候補 独誌報道
独誌シュピーゲル(電子版)は21日、米ゼネラル・モーターズ(GM)子会社の独オペルの売却先について、GM側はカナダ自動車部品大手マグナ・インターナショナルとロシア自動車大手GAZの連合を第1候補として考えていると伝えた。マグナは独BMWなど自動車大手と車両開発で実績があり、オペル再建に貢献できると判断しているようだ。
オペルに対してはマグナ連合のほか、イタリア・フィアットとRHJインターナショナル(旧リップルウッド)が20日までに買収を提案。シュピーゲルによると、オペルの売却候補先としての順位はフィアットが3位で、もっとも可能性が小さいという。
フィアットが提携した米クライスラーはGMの競合相手で、オペルのフィアットへの売却は結果的にクライスラーの強化につながるためとしている。また2005年にGMがフィアットとの提携を解消した際、15億ユーロ(約2000億円)の違約金をフィアットに支払わされたことに対するGMの怒りが収まっていないという。
あらら。 マルキオンネCEOは自信満々だったのに。
フィアット、オペルとの提携は50%以上のチャンス=CEO(ロイター) - Yahoo!ニュース
20日に開かれたフィアットの創業一族アニェリ家との私的な会合での発言として、イタリア紙ラ・スタンパが21日、報じた。
同紙によると、マルキオンネCEOは「フィアットにはオペルとの提携獲得に50%以上のチャンスがある」と述べた。
そのうえで「結局フィアットの提案のみが実質的な中身を持ち、産業的な意味のあるものだ。他社の提案は生産面での考慮がなされていないか、基本的に財政面のみの提案だ。クライスラーを傘下に置いた米投資会社のサーベラス[CBS.UL]の件をみれば、そうした解決法がいかにぜい弱かよくわかる」と述べた。
確かにそうかもしれないどね。 単純な損得勘定で全てのコトが進むなら、何の苦労もないワケで。