トヨタ、今期は8500億円の赤字を予想

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トヨタ、需要減と円高で営業赤字が大幅に拡大へ(ロイター) - Yahoo!ニュース

トヨタ自動車は8日、2010年3月期の連結業績(米国会計基準)は8500億円の営業赤字になる見通しと発表した。販売の落ち込みと円高をコスト削減で補い切れず、初の連結営業赤字となった09年3月期からさらに損失が拡大する。

トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト20人の予測平均値は3873億円の赤字だった。
売上高は前年比19.6%減の16兆5000億円、税引き前当期損益は8500億円の赤字、当期損益は5500億円の赤字を見込む。
 
(中 略)
 
併せて発表した09年3月期の連結業績は4610億円の営業赤字だった。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト20人の予測平均値は4690億円の赤字だった。
 
売上高は前年比21.9%減の20兆5295億円、税引き前当期損益は5603億円の赤字、当期損益は4369億円の赤字だった。

原価低減と固定費削減で8000億円削り、設備投資額を4725億円削ってもなお、8500億円の赤字ですからね。 どんだけ赤字なんだっていう。 本当ならホンダ以上にF1やってる場合じゃないんだろうけど、勝たないことには止められないもんね。

それにしても、赤字でも株主配当って実施するんだなぁ。

ニューヨーク・タイムズ紙には「ポンコツ車」とまで書かれています。

「トヨタのポンコツ車」と題した記事掲載 - 経済ニュース : nikkansports.com

ニューヨーク・タイムズ紙(同)は、同年1-3月期のトヨタの純損失が約7600億円で、ゼネラル・モーターズ(GM)の約60億ドル(約6000億円)よりも巨額に上ったことを「破綻(はたん)寸前のライバルより多い」と驚きを持って伝えた。
 
同紙は中国市場などでの不振を指摘した上で、人員削減などより厳しいリストラを避けられない恐れがあるとのアナリストの見方を紹介した。

たしかに生産拠点の統廃合は避けられないと思うよ。 特に日本ね。

トヨタ自動車:歴史的な赤字決算 並大抵ではない巨艦再建 - 毎日jp(毎日新聞)

10年3月期のトヨタの世界販売台数が想定どおり650万台にとどまれば、04年3月期(671万台)並みの水準に逆戻りする。だが、金融危機以前には毎年50万台ペースで増える販売に対応して生産・人員体制を拡充した結果、従業員数は04年に比べて2割増、海外車両生産拠点も5カ所も増え、今の新車市場の状況を考えれば設備・人員が大幅に過剰なのは明らかだ。生産能力が1000万台もありながら、「700万台でも黒字」にするには、「タブー無き固定費削減に大なたを振るしかない」(業界筋)。

もしかしたらフィアットが過剰な工場を買い取ってくれるかもよ。

明暗分かれるトヨタとホンダ、過剰生産能力が重荷に(ロイター) - Yahoo!ニュース

トヨタの生産能力は現在約1000万台。10年3月期は650万台の販売を計画しており、350万台前後の生産能力が余る計算になる。売上高が半分のホンダの生産能力は400万台強で、10年3月期は100万台前後の能力が余剰となる見通し。トヨタは世界的な自動車需要の拡大に合わせ、北米をはじめ各地で工場を建設するなど生産能力の増強を急いだ。設備投資額は1兆円を超える年が続き、それに伴い減価償却費も1兆円に膨らんだ。
 
バークレイズ・キャピタル証券アナリストの持丸強志氏は「トヨタはこの2、3年、多くの設備投資をして生産能力を増強し、重い固定費が残った」と指摘する。大和住銀投信投資顧問上席参事の小川耕一氏も「ホンダに比べてトヨタは世界中で生産能力が過剰になっている」と語る。

余剰能力の大きさももちろんですが、空いている工場にいかに素早く売れ筋のクルマを流せるようにするかの対応力が問われているとも言えるでしょう。