Business Media 誠:もうお金を貸すことはできません。消費者金融の関係者からは“ため息”ばかり
改正貸金業法に基づいて総量規制が導入されると、各社の融資総額が年収の3分の1を超えている顧客には追加融資ができなくなり、3分の1以下になるまで返済だけを求めることになる。(中略)
そうしたパニックを避けるため、総量規制を超えるのが確実な借り手を事前に把握し、突然、融資をストップするのではなく、規制導入に向けて段階的に融資残高を引き下げて軟着陸させる考えだ。このため、源泉徴収票など収入証明の提出を呼び掛けるなどして、今から顧客の正確な年収把握に努めている。
住宅や自動車のローンなどを除けば、「年収の1/3」というのはかなりの債務比率です。 でも急に借りれなくなったら困りますよね。 ヤミ金とかが跋扈しなければよいですが。
こんな話も。
一方、6月には信用情報機関が金融庁に指定される制度が始まり、現在は分かれている消費者金融系と、クレジットカード系のそれぞれの信用情報機関が今秋にも接続される。これにより、借り手の正確な借り入れ総額が把握しやすくなる。
これまで、消費者金融系の信用情報機関のデータでは総量規制には当たらないと思われていた顧客が、実はカード・信販会社からも多額の融資を受けていて、年収の3分の1を超えてしまう、といった事例が相次ぐ恐れがある。そうなれば、総量規制の影響は業界の想定を大きく上回る可能性もある。
今までは一元化されてなかったんですね。 最近の消費者金融は、どこも銀行系の傘下に入っているので、てっきり相互接続しているかと思っていたんですが。