第4回 アラサー女子、「将来不安」で「自分探し」の旅の途中。~「あたしなんて、もうどうでもいいの」。:日経ビジネスオンライン
先生 私もよく、妹さんのような女性から相談を受けることがありますが、そういうときはこう言うんです。「インドに井戸掘りにでも行けば、あなたは変われますよ」と。
太郎 はぁ、インドですか。これまた荒療治ですねえ(笑)。
先生 いえいえ、冗談ではないんですよ。彼女たちは、一回自分のなかの要らない物を、そぎ落とさないとダメです。心のなかで荒れ狂っているものを全部吐き出して、そのあと残っているものが自分の答えだと思うんですよね。今は、「いやいや、もう31歳だしな」とか、「やっぱり子供を産むんだったら何歳までよね」とか、いろんな情報に踊らされて、ぐちゃぐちゃになってるものを、整理していく作業が必要です。それには、韓国にエステに行ったり、中国でおいしい物を食べるような旅では、なんの役にも立ちません。
「癒し」じゃダメで、デトしなさいということですね。 自分の中の怨念を払うというか、憑き物を落とすと言った方がいいのかも。
独身女性だけでなく、既婚で子持ちという女性でも、溜まったものを吐き出すことが必要なのかもしれません。 本当に守らなければならないものなんて、実は片手で数えられるくらいしかないんですよね。
その結果、離婚というカタチになるのか、元の鞘に収まるのかはわかりませんが、こればかりは周囲は見守ることしかできません。