二輪販売台数、ピーク時の1割強

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落ち込み続く二輪車販売=ピーク時の1割強(時事通信) - Yahoo!ニュース

二輪車の販売が下げ止まらない。日本自動車工業会によると、今年1~6月期の国内出荷台数は、前年同期比22.2%減の20万5678台。このペースが続くと、今年は40万台前後となり、ピーク時の1割強まで落ち込む。折からの不況に加え、駐車場不足などマイナス材料に事欠かず、しばらく厳しい状況は続きそうだ。
 
国内出荷は1982年の約329万台をピークにマイナスに転じた。若者の関心の薄れや軽自動車へのシフトなどが背景にある。減少率は、2000年以降は緩やかだったが、昨秋の金融危機で加速した。
 
全車種が新しい排ガス規制の対象となり、環境性能を高めるための部品コストが上乗せされて小売価格がここ数年、上昇。06年に二輪車が駐車違反の取り締まりの対象となったことも、バイク離れに拍車を掛けた。

本来なら、景気悪化でクルマからの乗換えが増えてもおかしくないんですが。 値段が高くなったのは大きいよね。 中古の軽の方が全然安いし。
いずれ二輪の国内生産はなくなるんじゃないかな?

NIKKEI NET(日経ネット):ホンダの二輪車国内生産、09年度は4割減

ホンダの2009年度の国内の二輪車生産台数が08年度比4割減る見通しとなった。国内唯一の二輪車製造拠点である熊本製作所(熊本県大津町)の今年度の生産計画は18万1000台で昨年度の30万台強から大きく減少、年産能力46万台の半分以下となる。国内需要が冷え込んでいるうえ、欧米の在庫調整が遅れていることが響く。
 
熊本製作所が生産する二輪車は国内向けが約半数を占め、海外向けの9割が北米や欧州向け。昨秋以降の需要急減のなかで、特に国内や欧米でレジャー用途を主力とする中・大型車種の落ち込みが激しいという。成長が続くインドなど新興国市場とは対照的で、今後数年間は大幅な回復は見込めず、生産調整が続く見込みだ。
 
ホンダは昨春、熊本製作所で新完成車工場を稼働。浜松製作所(浜松市)から大型車種の生産を移管し、国内の二輪車生産拠点を一本化した。新工場では国内の二輪車市場の伸び悩みを想定。当初65万~70万台で計画していた年産能力を46万台に抑えた。

46万台に抑えたにも関わらず、18万台程度しか生産できないほど落ち込んでいる訳ですね。

NIKKEI NET(日経ネット):ホンダ、タイから二輪車輸入 国内生産コスト高で

ホンダは2010年からタイで生産した中型二輪車を日本に輸入する。排気量50cc以下のスクーターは中国から輸入しているが、中型二輪の輸入は初めて。国内生産台数の減少で製造コストが上昇したため、日本の3倍の生産規模を持つタイからの輸入で採算を改善する。(中略)
 
タイから輸入する二輪の車種や価格は今後詰めるが、排気量250ccクラスが有力。現在、ホンダが国内で生産・販売している250ccクラスの二輪は50万円台半ばからだが、人件費や部品の調達コストが安いタイから輸入する車種は廉価版と位置付け、40万円台での販売を検討している。

CB233Sとかかな? でもタイでは250ccクラスなんてほとんど売れてないし、輸出専用になるのかな?

ハーレー・ダビッドソンは、80年代に日本車の攻勢にさらされ存亡の淵までいきましたが、品質改善によりなんとか米国生産を守り、ブランド力も回復しました。
80年代には、ホンダの二輪国内生産がなくなる日が来るなんて思いもしませんでしたが、今や風前の灯というべきかもしれません。