ソニー、寿命4倍の高出力リチウムイオン充電池を発表

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ソニー、従来比4倍の寿命を実現した高出力リチウムイオン充電池 - デジカメWatch

開発したのは、正極材にオリビン型リン酸鉄リチウムを採用したリチウムイオン充電池。出力密度は1,800W/kgで、20Aの連続放電が可能。特に電動工具など、モーター駆動が必要な機器での使用に適するという。また、約2,000回の充放電を行なった場合でも容量維持率80%以上を実現した。寿命は、同社のリチウムイオン充電池「Gシリーズ」および「Aシリーズ」の約4倍。さらに、30分で満充電の99%という急速充電にも対応。充電時間は、GシリーズおよびAシリーズに対して約半分としている。
 
オリビン型リン酸鉄リチウムは、結晶構造が強固で高温でも安定性が高い特性がある。この新正極材に、電気抵抗を低減することで高出力を可能にする独自の粉体設計技術と、現行のリチウムイオン充電池「Fortelion」(フォルテリオン)シリーズのセル構造技術を組み合わせることで高出力、長寿命を達成した。
 
容量は1.1Ah。公称電圧は3.2V。エネルギー密度は95Wh/kg。サイズは18×65mm(直径×高さ)の筒型(18650)。重量は40g。

負極ではなく正極材の改良によって長寿命を達成したんですね。

自動車用リチウムイオン電池、気になる安全性 - EV、HEVへの搭載が本格化

現在、国内メーカーから量産が発表されている自動車用リチウムイオン電池は、正極の材料により、三元系とマンガン系と呼ばれるものに大別される(図5)。三元系は、民生用リチウムイオン電池の材料として一般的であるコバルト酸リチウム(LiCoO2)のコバルトの一部をニッケルとマンガンで置換したものである(LiNi1/3Mn1/3Co1/3O2)。この材料の組み合わせにより、材料の熱安定性を向上させた。三元系の自動車用リチウムイオン電池の量産は、三洋電機がVWのHEV向けに、GSユアサとホンダの合弁会社であるブルーエナジーがホンダのHEV向けに計画を発表している。

GSユアサは三元系なんですね。 NECはマンガン系だったよね。 パナソニックはリチウムイオンに関してはあまり発表してないけど、どうなんだろうか?