見直されるか NGVの実力

ガソリン車を抜いた天然ガス車の実力 - L-Cruise - 日経トレンディネット

「Well to Wheel(井戸からタイヤまで)」、つまり一次エネルギーの採掘から車両走行時の消費までを含めたエネルギーの総合効率ベースで試算されたこのデータによれば、ガソリン車のCO2排出量が256g/kmであるのに対して、天然ガス車は200g/km。

ディーゼルなんかよりはるかに排気ガスがクリーンだし、天然ガス自動車(NGV)はもっと評価されてもいいと思うんですけどね。
北米じゃ今、天然ガスがだぶついていて貯蔵施設が満杯になりそうだという記事がありましたよ。

ところでレース仕様のLNGシロッコですが、予選は速くても本番では苦戦したようです。

その理由は、天然ガスの搭載量が液体燃料に比べて少ないため、燃料をフルに搭載したときの周回数が、ガソリンエンジン車と比べて2~3ラップも少なくなってしまうことにある。耐久レースで航続距離が短いことは致命的だ。それでも一発の速さがあるのは、搭載燃料が圧縮ガス(気体)だからだという。液体燃料よりも重量が軽いことが、速さにつながっているようだ。(中略)
 
レース用にチューニングされた天然ガス仕様のTSIは2リッターで300馬力以上、最大トルクは360Nm近いと言われる。これをツインクラッチの6速DSGと組み合わせて、ガソリンの2リッターターボのクラスでポールポジションを獲得したのだ。(中略)
 
一般的に天然ガス車はパワーが落ちると言われているが、ターボ過給することで、吸入空気量を補っているのだ。しかもノッキング限界が高いので、ターボとの相性は良いとのこと。実際の性能曲線のチャートを見ると、天然ガスとガソリンでは走行性能に違いはない。

なるほど。 シビックGXはNAだからね。 ホンダもターボNGVを出せばいいのに。