NIKKEI NET(日経ネット):過払い金の返還なお重荷 アイフル、債務猶予要請を発表
消費者金融大手のアイフルは18日、銀行団に債務の返済猶予などを求める方針を正式に発表し、債権者との詰めの協議に入った。だが債務の返済を猶予しても、利用者からの「過払い金」返還請求が経営を圧迫する構図は変わらない。アイフルによる債務返済の猶予要請を機に「貸金業者への返還請求が増える」との見方もあり、過払い金の返還が業界全体を圧迫する構図が一段と鮮明になる可能性が高い。
サラ金業者が自らの債務に苦しむというのも皮肉なものです。
ところでもし会社清算ということになったら、過払い金の返済義務はどうなるんでしょうね?
J-CASTニュース : アイフル私的整理へ 過払い金猶予の「お願い」通じず
「過払い元金を50%にしてもらえないですか」
「100%お支払いしてもかまいませんが、5年間の分割払いにできないですか」――。
アイフルはこの夏、こんな「お願い」を、過払い訴訟を手がける弁護士や司法書士の事務所に出向いては頭を下げていた。
ある司法書士は、「かなりマズイな、と思った」と明かすが、実際に銀行融資が止まり、このままいくつもの過払い訴訟を続けることはできない状況になりつつあった。
弁護士や司法書士は、過払い返還金の何割かが報酬になるので、そりゃ返還請求に力が入るというものです。 そんなお願いをしなければならないほど、追い詰められていたんですね。
消費者金融で破産したり自殺した人もいますが、一方では急な出費に対応してくれて助かったという人もいるハズです。
一定の社会的な役割を担っていたわけですし、このまま抹殺されるのは可哀想な気もしますね。