ホンダ、来春めどに鈴鹿と埼玉の4輪ラインで混流車種を最適化:日刊工業新聞
ホンダは鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)と埼玉製作所(埼玉県狭山市)の4輪車生産ラインを2010年4月までに見直す。ラインごとに混流車種の最適化を図り、生産効率を高める。両工場では系列部品メーカーから11月に増産要員を受け入れるが、10年3月末に終了する。4月以降は社員だけで生産できる体制を整える。ハイブリッド車(HV)など差別化商品の生産も強化し、競争力を高める。
ホンダの10月の4輪車生産は埼玉製作所が1日当たり1450台、鈴鹿製作所が同1600台の計3050台の計画。11月は埼玉で同1600台、鈴鹿で同1650台の計3250台に増やし、3月末まで同水準を維持する。
ホンダは昨秋以降の減産で期間従業員4500人を09年4月末までにゼロとした。国内販売の回復による増産に対応するため11月に田中精密工業などから200人の応援要員を受け入れるが、10年4月以降は社員だけで生産する。
日産が期間従業員の雇用を再開するようで、これでホンダ以外の大手4社が出揃いました。
NIKKEI NET(日経ネット):日産、期間従業員の採用9カ月ぶり再開 新政権の方針受け
日産自動車は12月に生産現場で働く期間従業員約150人を採用することを決めた。非正規社員の採用再開は9カ月ぶり。従来は大半が派遣社員だったが、新政権が掲げる製造業派遣禁止の方針を受け、期間従業員の採用に切り替える。自動車業界ではトヨタ自動車が1600人の期間従業員を採用。日産は本格採用にはなお慎重だが、エコカーを中心とした販売回復で雇用面でも底打ち感が広がってきた。
ホンダも人手が余っている訳ではないのでしょうが、休日買い上げやライン残業でなんとかするのでしょう。 体質強化はもちろんですが、需要回復に懐疑的なのかもしれません。