【東京モーターショー】デンソー,アイドリング・ストップに蓄冷システムを組み合わせる - クルマ - Tech-On!
同社が適用を考えているのは,保冷剤のようなものを利用した蓄冷システム。走行中にコンプレッサの冷媒でパラフィンのような物質を冷やして固めておき,停車中はその物質が融けるときの潜熱で冷媒を冷やそうというものだ。
例えば,パラフィンを入れた容器の中にエアコンのコンデンサ(熱交換器)を丸ごとどぶ漬けしておく。そして,走行中に通常よりは余分にコンプレッサを回転させ,車室の空気を冷やしながら,パラフィンも冷やし固めておく。停車中は,こうして固まったパラフィンがコンデンサに組み込まれた配管の中の冷媒を冷やす。コンプレッサが止まっているので冷媒も循環していないが,その冷たさは冷媒から冷媒へと伝わっていくという。同社は,1~2分であれば,真夏の炎天下でも快適性を保てるとしている。
アイドリングストップの時間をできるだけ長く取れれば、コストは回収できそうです。