asahi.com(朝日新聞社):トヨタ営業要員、3割は新興国へ 国内部門から配置転換 - ビジネス・経済
トヨタ自動車は、本社の国内営業部門の要員を3割削減し、自動車需要の拡大が期待されるBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)など新興国に配置転換する方針を固めた。ライバル社に比べ伸び悩む新興国市場の販売体制を、大量の人員とともに日本で46%の販売シェアを築き上げたノウハウを持ち込み、立て直す。国内の車の売り方も、大幅な減員を機に、効率化を進める考えだ。 (中略)
近く発足する「BRオペレーション改善室(仮称)」が、人員の再配置にあたる。BRは任務が終われば解散する臨時組織に付く記号で、短期間で一気に配置転換を進めるものとみられる。国内営業部門は総勢千人おり、最大300人が配置転換になる可能性がある。
もう国内販売で出来ることってほとんどなくて、既納客の守りきりくらいなんだよね。
一方で、新興国は日産の中国キャラバン隊じゃないけど、まだまだやるべきことがたくさんあるんです。
あ、トヨタの場合は販売系列の統合という課題もあるね。
トヨタが新興国市場をテコ入れするのは、他社に比べて伸び悩みが目立つためだ。
中国の09年1~10月の新車販売は前年同期比37.7%増の1089万台となり、米国を抜いて世界最大の自動車市場になる見通しとなった。だが、トヨタの同期間の成績はわずか同16%増の55万台。前年比でプラスにはなったが、ライバルのフォルクスワーゲンやゼネラル・モーターズだけでなく、日産自動車(同37%増、61万台)にも後れをとった。成長が著しい中国内陸部の販売網の整備の遅れが主因だ。
同じく市場拡大を続けるインドでも、トヨタは9月の新車販売台数は前年同月比5%増にとどまった。市場全体の同20%増、小型車が好調なホンダの同86%増と比べ、かなり見劣りする。
確かに今のトヨタは、その国の市場に合ったモデルを提供できていないね。 モデル数は多いのに、チグハグな印象です。
国内外に課題が山積で大変ですね、豊田社長も。