米で再びホンダが首位=最も燃費良い車-環境保護局(時事通信) - Yahoo!ニュース
米環境保護局(EPA)は20日、米国で販売された最も燃費が良く、二酸化炭素(CO2)排出量が最も少ない2009年型車を生産したメーカーはホンダだったと発表した。ホンダは08年型でもトップだった。
EPAによると、ホンダの全車種の平均燃費はガソリン1ガロン当たり23.6マイル(1リットル当たり約9.9キロ)となり、前年の23.9マイル(同約10.0キロ)から小幅悪化したものの、首位を維持した。2位は韓国・現代自動車(傘下の起亜自動車含む)、3位はトヨタ自動車で、前年と順位は変わらなかった。米国内で販売された業者全体の自動車の平均燃費は21.1マイル(前年21.0マイル)だった。
トップのホンダでさえ、平均から飛びぬけて優秀というわけではありません。
ちなみに、CAFE基準は年々引き上げられていきます。
米運輸省が2011年モデルの燃費規制値を発表、平均11.6km/Lに - グリーン・カー - Tech-On!
米国運輸省は、2011年モデルに適用されるメーカー別の乗用車とライトトラックの燃費基準「CAFE基準」を発表した。乗用車は12.8km/L(30.2mpg)、ライトトラックは10.2km/L(24.1mpg)。乗用車とライトトラックの平均は11.6km/L(27.3mpg)となり、2010年モデルと比べて0.85km/L(2.0mpg)厳しくなった。この規制強化の結果、33億5766Lの燃料を節約でき、830万mtのCO2排出量を低減できるという。
米高速道路交通安全局(NHTSA)では、新基準に適合させるためにかかる自動車メーカー全体のコストは、乗用車が5億9500万ドル、ライトトラックが8億6500万ドル、合計14億6000万ドルと推定した。これにより2011年モデルの価格上昇分を、ユーザーが節約できた燃料代で相殺できるまでには、乗用車で平均53カ月(4年5カ月)、ライトトラックで平均92カ月(7年8カ月)かかるという。
ホンダでさえ、09Mの成績では2011年の基準をクリアできません。
さらにオバマ政権は、燃費規制を前倒しで強化していくようです。
オバマ米大統領、新燃費基準発表…2016年までに15.1km/リットル | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)
すでに米国では、2020年までに自動車の燃費を現行よりも約4割改善させ、35MPG(約14.9km/リットル)にする新エネルギー法が成立している。オバマ大統領はこれを4年間前倒しで実施することを決断した。(中略)
新CAFE基準では、2016年までに平均燃費を35.5MPG(約15.1km/リットル)にする。車種別で見ると、乗用車は現行の27.5MPG(約 11.7km/リットル)を39MPG(約16.6km/リットル)へ、ライトトラックは現行の24MPG(約10.2km/リットル)を30MPG(約 12.7km/リットル)へ引き上げる。
新基準は2016年までの5年間に、毎年5%ずつ規制を強化していくことで実現。米国運輸省の試算によると、今後5年間に販売される全新車の生涯消費燃料は、約10億8000万バレル(約1717億リットル)節約できるという。これを1台当たりのコストに換算すると、約2800ドル(約27万円)の燃料代が浮く計算だ。
やはりアコードやSUVの燃費(特にV6モデル)をもっと向上させていく必要があるでしょうね。