中途入社したばかりの社員がトラブル 「アイツを採用したのは誰?」:日経ビジネスオンライン
中途採用は「新卒採用」と異なり、採用要件や選考方法、採用の決定まで現場に委ねられていることが少なくない。企業には多くの異なる職務があるため仕方ないことではあるのだが、現場に採用が委ねられているがゆえの問題がある。
その1つが、特定の知識やスキルに長けた「一芸人材」の採用だ。
中途採用をする時には、通常具体的な仕事内容や役職はあらかじめ想定されている。また長期的視野に立って採用するというよりは、直近の問題に対応すべく、採用しようとしていることが多い。知識やスキルの変化が激しいIT(情報技術)業界や、上場準備・内部統制対応など、特殊な知識が必要となった時に、この「一芸人材」の採用が目立つ。
問題なのは、「一芸人材」の仕事が一段落した「後」だ。大抵の場合、他の部門に異動になるのだが、かつて特定の知識やスキルがあるために「優秀」とされてきた人は、いつの間にか「融通の利かない問題社員」になっているケースが少なくない。その結果、本人のモチベーションが下がって退職し、残った社員には会社に対する不信感が残るのだ。
自分のいる部署でも、いびつな年齢構成を是正するために、ここ数年に中途採用で8人くらい採っています。 もちろん優秀な人もいますが、「なんでこの人を!?」と思うのも中にはいます。
前職での経験があるぶん、素直じゃなくて使い辛いところもありますし。
おまけに採用時とは状況が変わって、仕事は減って中採した人間が余っているという。 採用した課長は、自分だけさっさといなくなるし。 「その仕事の為に」採用したので、つぶしが利かないんですよね。 どうすんだろうね。 採用された本人にも不幸だと思います。