NHKの世論調査によりますと、鳩山内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より9ポイント下がって56%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は、13ポイント上がって、34%でした。
もうハネムーンは終わりですね。 いま総選挙があって投票するなら、自民党と結構迷うと思います。
普天間問題についての腰の座らなさももちろんですが、個人的に懸念しているのはコレ。
「宮内庁長官は憲法を理解していない」 小沢氏、「特例会見」問題で反論 : J-CASTニュース
続いて、読売新聞の記者が「政治利用という批判があるが…」とたずねると、
「君も、憲法をもう一度、読み直しなさい」
と再び憲法を持ち出して反論した。
「みんな何をするにしたって、天皇陛下の国事行為は内閣の助言と承認で行うと、憲法にちゃんと書いてあるでしょうが。それを政治利用だといったら、なんにも天皇陛下はできない。内閣に助言も承認も求めないで、天皇陛下が個人で勝手にやるの? そうじゃないでしょ?」
そう強弁したが、記者もなんとか食い下がる。
今回の習近平・中国国家副主席との会見については、「助言」とかいうレベルではなく「要請」、もっと言えば「指示」に近いものだったのではないでしょうか。
12月に入り、官邸の対応は急変する。
小沢氏は4日、公邸で首相と会談。平野官房長官は7日、羽毛田長官に電話で習副主席の天皇会見を要請したが、断られた。一方、崔天凱駐日中国大使は9日、平野氏と小沢氏に相次いで面会。平野氏は10日夕、再び羽毛田長官に電話し「総理の指示を受けての要請です」と申し入れている。
こんなふうに内閣からねじ込まれたら、天皇陛下が断れるはずもありません。
小沢氏流に言うなら、天皇は「象徴」であって内閣の「道具」ではありません。 民主党が今後もこのような態度を取るようですと、次回の選挙で投票するのは躊躇しますね。