トヨタ、パナソニックEVエナジーへの出資比率80%超に

トヨタ、パナソニックEVエナジーへの出資比率80%超に:日刊工業新聞

トヨタ自動車はハイブリッド車(HV)用電池を生産するパナソニックEVエナジー(PEVE、静岡県湖西市)への出資比率を80%超にする方針を固めた。早ければ12月末にもPEVEが実施する第三者割当増資をトヨタがすべて引き受ける。共同出資するパナソニックは三洋電機との経営統合に際し、中国当局からPEVEの出資比率引き下げを求められている。トヨタは電池技術の囲い込みと増産のため、パナソニックの持ち株を第三者に譲渡するのではなく、増資によってパナソニックの出資比率を引き下げる。増資額は170億円程度で調整中で、資本金は300億円程度になる見込み。
 
現在の資本金は130億円。出資比率はトヨタが60%、パナソニックグループが40%。トヨタが170億円を出資した場合、トヨタが82・7%、パナソニックグループが17・3%になる。

トヨタとしては既定路線でしょうが、パナソニックは三洋の事業を手に入れたことで、トヨタから離れて独自に自動車向け充電池の事業を展開しようとしているような気がします(特にEV向けで)。