軽自動車はどこへ向かうのか

軽自動車はどこへ向かうのか―開発担当者に聞く|GAZOO.com

◇本田技術研究所四輪R&Dセンター担当 川鍋智彦専務
 ―燃費性能のターゲットは
 「既に競合他社がベースエンジンの改良とアイドリングストップシステムの採用で30キロメートル/リットルを目指す方向性を打ち出しているし、もしハイブリッド車を設定するなら相応の価値がないと認めてもらえない。35キロメートル/リットル以上を目指さないといけないだろう」
―実用化の目標は
 「登録車より背が高く空気抵抗が大きい車体で、いかに減速時のエネルギー回生を効率的に行うかという課題を克服しなければならない。コストも高くなるのでそれも考えないといけない。プロトタイプをつくるだけなら比較的短い時間で済むが、コストと性能の折り合いをつけることを考えると、長期的に実用化に取り組むことになるだろう」
 ―中期の省燃費技術として用意しているシステムは
 「30キロメートル/リットルに到達する手段としてアイドリングストップシステムの設定を考えている。システム単体で5~10%の燃費改善を目指している。こちらはハイブリッド車に比べれば商品化の可能性が高い。ベースエンジンの改良と軽量化技術を組み合わせ、目標を達成出来ればと考えている」

現実的に軽自動車の価格帯は、コンパクトカーとラップする部分が多いですし、燃費ではやや劣るレベルです。 環境負荷は同じようなものでしょう。
それでも需要があるのは、車庫証明と税金の安さがあるからです。 そう考えると、別に軽のハイブリッドだからといって、燃費が35km/L以上でないとダメという訳でもないと思うのですが。