中国の自動車生産能力、12年に500万台分過剰の恐れ

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NIKKEI NET(日経ネット):中国の自動車生産能力、500万台分過剰の恐れ

中国国内の自動車の年産能力が2012年に2500万台以上となり、500万台の過剰能力を抱える恐れが出てきた。中国の新車販売台数は09年に08年比46%増の1364万台と世界最大に急成長し、各社はシェア拡大を狙って工場建設計画を表明している。中国政府は実態調査に乗り出しており、過剰設備が深刻になると判断すれば、工場新設の中止を命じられる可能性もある。
 
中国の経済誌、中国経営報が伝えた。国内メーカー上位14社の生産能力は12年に年産能力が2300万台に増え、中国全体では2500万台以上に達する見通し。特に比亜迪汽車(広東省)など自社ブランド車メーカーが積極投資を予定しているという。
 
一方、業界団体などの調査によると、需要は年10~15%増で推移するとみており、12年の新車販売台数は2000万台を見込む。メーカー各社が計画通りに工場を新設すれば、500万台が過剰となる可能性が出てきたとしている。

優遇税制が終わって需要急減なんてことになったら、どうするんでしょうね。

というか、自動車販売に急ブレーキを掛けて、出資している外国メーカーを撤退させて、残った工場を使って国内メーカーが生産を継続、というシナリオもあり得るかも。 新手の接収手口ですな。 中国政府ならやりかねないところが恐ろしい。

ちなみに比亜迪汽車というのは聞き覚えがない名前ですが、電気自動車に積極的なBYDのことです。