トヨタ、「緊急収益改善」の成果が、計画比2倍の1兆5900億円に

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
  • ハッシュタグ:

今期の業績予想、上方修正相次ぐメーカー|GAZOO.com

コスト削減も順調に進む。トヨタの場合、期初に8千億円を目指していた「緊急収益改善」の成果が、ほぼ2倍の1兆5900億円に達する見通しになった。アクセルペダルのリコール(回収・無償修理)を受け「コスト削減のしわ寄せが出た」との指摘も出るが、伊地知隆彦専務は「品質と原価は矛盾するものではない。品質が良い方が原価も安い」と、今後もコスト削減の手綱を緩めずに黒字回復を目指す。

すごいね! 1年間で1兆6千億円近いコストダウンって。 どうやったらそんなにお金を浮かすことができるんでしょうか。
その影で、Tier2以下の協力部品メーカーはかなり泣いているんでしょうね。

焦点:トヨタ、大量リコールでも「カイゼン」方式への信頼揺らがず(ロイター) - Yahoo!ニュース

ただ、今回のリコール問題では「カイゼン」方式のリスクも浮き彫りになった。部品メーカーの削減など、業務のスリム化を図る結果、経営がサプライチェーン上の問題の影響を受けやすくなるのだ。(中略)
 
米製造業の動向を40年間調査してきたインガルズ&スナイダーのアナリスト、アレックス・ブラントン氏は、トヨタの生産方式を導入した企業はダーウィンの進化論に学ぶべきだと主張している。
 
同氏は「トヨタのコスト削減策の1つが部品の共通化だ。この場合、1つの部品に問題が生じれば、様々な車種に影響が出る。車種ごとに異なるアクセルペダルを使用していれば、問題はここまで拡大しなかった」と指摘。
 
「人間がスリムではないのはこのためだ。これはダーウィンの進化論だ。ぜい肉は、食べ物がない時期を乗り切るために必要なのだ」と述べた。

体脂肪率がゼロの人間は、生きることができません。 それと同じように、極限までムダを省いた企業もまた淘汰される運命にあるのかもしれませんね。