トヨタ「プリウス」 高速走行中に急加速

トヨタ「プリウス」の急加速事件、同社と米安全当局が調査(ロイター) - Yahoo!ニュース

急加速を起こしたのは61歳の男性が運転していた2008年製プリウス。ハイウエー・パトロールによると、サンディエゴ近郊の高速道路を走行中に急加速し、スピードは時速90マイル超に達した。男性が警察に連絡し、パトカーが併走しながら停止させた。
 
トヨタ広報によると、問題を起こした車両は同州エル・カホンにあるトヨタの販売店に運ばれ、検証が行われている。
 
CHPの広報官はロイターに対し、警察の検証では男性が何度もブレーキをかけた跡が確認されたと語った。

急加速が「現行犯」で確認されたのは初めてですね。 車両も無事ですし、EDRにもデータが残っているのではないでしょうか?
高速走行中にアクセルとブレーキを踏み間違える奴はいないと思うので、ドライバーの問題でもないように思います。

トヨタとしては、公開実験で電子制御に問題がないとアピールしたばかりなので、かなりショックなのではないでしょうか?

NIKKEI NET(日経ネット):「プリウスが急加速」と通報 トヨタと米当局が調査

トラブルがあったとされるのは、2008年製の旧型プリウスで、アクセルペダルに引っ掛かり急加速する恐れがあるとして、フロアマットを交換するリコール(回収・無償修理)の対象となっていた。
 
トヨタは、リコール対象のプリウスの所有者に対して、修理を促す通知をしていたところだった。今回のトラブルが起きたとされる車が修理済みかどうかは「確認中」(同社)という。

これだけ大騒ぎになっていて、まだフロアマットを二重に敷いていたりすることはないんじゃないかと。
トヨタとしては、マットが原因であることを祈りたいでしょうね。


asahi.com(朝日新聞社):米でプリウス「暴走」 販売店が回収後回し - 国際

08年モデルのプリウスは昨年11月、アクセルペダルがフロアマットに引っかかる不具合により、ペダルを短くするなどのリコールが発表されている。トヨタによると、この男性はリコールの通知を受けて販売店に問い合わせたが、販売店は他の車より優先度が低いとして回収しなかったという。
 
ただ、現時点の調査では、フロアマットにアクセルペダルが引っかかっていたかどうかは確認できていない。リコールを担当するNHTSAも9日、原因究明のため、現地に2人派遣したことを明らかにし、原因次第ではトヨタが新たな対応を迫られる可能性がある。

リコール対策前だったようですね。 それにしても、対策の順番待ちの間に事故に遭ったら、不運としかいいようがないですね。


トヨタ「プリウス」がNY州で急加速事故、前日に続き2件目(ロイター) - Yahoo!ニュース

トヨタ自動車<7203.T>のハイブリッド車「プリウス」が9日、ニューヨーク州ウエストチェスター郡の道路を走行中、急加速し石壁に衝突、運転していた56歳の女性がけがを負う事故が起きた。
 
トヨタ車をめぐっては前日、カリフォルニア州で2008年製プリウスが同様の急加速事件を起こしたばかり。
 
今回、事故を起こしたのは05年製のプリウス。私道から道路に出ようとしていた時に急加速し、交通量が比較的多い道路を横断、石壁に衝突して停止したもよう。女性は命に別状はないという。地元警察が10日、ロイターとのインタビューで明らかにした。この件については連邦当局が調査している。
この事故に関して、トヨタからコメントは得られていない。
 
警察によれば、事故を起こした車両はリコール対象車で、すでにトヨタ販売店に修理のために持ち込まれていた。

状況的に、ペダルの踏み間違いも疑われる事例ですが... これもEDRを確認すれば、原因がハッキリするでしょう。


レクサスも急加速問題か、米下院委が調査要求(読売新聞) - Yahoo!ニュース

米下院監視・政府改革委員会のダレル・アイサ筆頭理事は10日、急加速が起きたトヨタ自動車のプリウスに続いて、レクサスIS350でも同じ問題が発生したとして調査を求める書簡を米高速道路交通安全局(NHTSA)に送ったと発表した。
 
アイサ氏の事務所によると、問題のレクサスは、カリフォルニア州サンディエゴにある自動車販売店の従業員が所有する2006年型。
 
今月5日、アクセルペダルを踏んで加速した後、減速しようとペダルから足を離しても加速し続け、変速機をニュートラルにして減速、停止した。トヨタ車のリコール(回収・無償修理)で問題になったようにアクセルペダルがフロアマットにひっかかることはなかったという。

そろそろトヨタも「フロアマット以外が原因の急加速」の存在を否定するよりも、「急加速が起きた」ことを前提にして何故起きたのか原因を追究するべきじゃないのかな?