J.D.パワー、米国の新車販売台数を1170万台と予想 日本は500万台

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〈J.D.パワーの眼〉ジェフ・シュスター グローバル・フォーキャスティング・エグゼクティブ・ディレクター(ミシガン州デトロイト)|GAZOO.com

米国のライト・ビークル新車販売台数は1170万台と2009年の1040万台をわずかながら上回る。日本は11%増加し500万台となると予想している。これはトヨタ自動車のリコール問題が日本市場に影響を与えていない段階での予測ではあるが。
 
アジアの新興市場の見通しも同様に明るい。中国、インドおよびASEAN市場は昨年に引き続き増加すると見られる。中国では2009年比8%増の1400万台に達すると予想されている。これは最近の販売指標に基づくかなり堅めに見た見通しであり、上乗せもありえる。インドは12%増加し230万台となると予測している。ASEAN市場全体では12%増の180万台となる見込みだ。
 
東欧市場は緩やかな回復基調に入ってきた。2009年に比べ1%増の320万台と予測している。これはロシアにおけるスクラップインセンティブの効果によるところが大きいが、ロシア一国で見れば10%増の160万台と東欧の伸びを下支えしている。
 
一方、西ヨーロッパのライト・ビークル市場は逆に1500万台だった2009年より8%減少して1370万台にとどまる見通しだ。これは2009年の市場を牽引してきたスクラップインセンティブが終了することによるものだ。
 
南米地域は15%増加し、460万台となると見ている。これは主にブラジル市場が牽引するもので、12%増の340万台に達すると予測している。

日本のメーカーとしては、米国市場が1200万台以上に回復しなければ、まだまだ喜べないでしょう。 原油高でロシアが息を吹き返しそうですね。

それにしても西欧は悪いよね。 日産やマツダは販売を伸ばしているけど、インセンティブをかなり使っているみたいだし、どこまでもつか。