スズキ、「キザシ」にアルミ製リアロアアーム採用で重量半減

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スズキがアルミ中空押し出し材採用でリアロアアーム重量半減、材料と工法でコスト・軽量化両立|GAZOO.com

従来品は鋼板をプレス成型し、溶接して閉断面化することで強度を出している。これに対し、もともと閉断面のアルミ中空押し出し材を加工することで、コストアップとなる溶接点数を大幅に削減した。もちろん、鋼板からアルミへの材料置換ではダイカストという手法もある。しかし、ダイカストは強度のために材料が増加し、コストダウンを図りにくい。シンプルな押し出し材だからこそ軽量化とコストダウンが発揮できるわけだ。
 
開発した工法は押し出し材を冷間プレスでリアロアアーム形状に加工する仕組み。加工にあたっては、必要な部分を切削するため、溶接点数は限りなく少なくてすむ。その効果は大きく、アルミダイカスト製に比べ30%の軽量化と22%のコストダウンを果たしたという。機能面でも押し出し材の強度は高く、バランスをくずすためあえて弱くしたほど。

真ん中に受けがあって、スプリングの曲げ応力が掛かるサスペンションアームというのは、安いクルマのサスペンションという印象ですが、それをアルミで作るというのもね。
こうでないと安いクルマは作れないということなんでしょう。