【元麻布春男の週刊PCホットライン】 Microsoftのストレート型タブレットは2010年内に登場か
さて、スマートフォンOSについてだが、バルマーCEOはハードウェアのリファレンスデザインをMicrosoftが行なっていることを認めた。そうであるなら、ARMのアーキテクチャーライセンスを取得して、カスタマイズされたプロセッサを用意してもおかしくない。ただ、ライセンスの取得時期から考えて、現在開発中と言われるWindows Phone 7に間に合うとは考えにくい。将来のプラットフォーム向けに、プロセッサから含めてデザインを行なう、ということなのだろう。今のところ、このOSはスマートフォン専用で、タブレット型デバイス等に転用するプランはないようだ。想像するまでもなく、MicrosoftにおいてWindows(メインストリームWindows)の成功体験は巨大で、絶対なのだろう。
というわけで、MicrosoftはWindows 7をベースにiPadやAndroidベースのタブレットデバイスに対抗していくようだ。これが、本命OSが出てくるまでの「つなぎ」とは、口振りからしても思いにくい。彼らとて、Tablet PCにおいてピュアタブレット型がどうなったかは承知しているハズ。「チューニング」に期待したいところである。
Windowsベースでも使えなくはないと思うけど、斬新なユーザー体験を与えることはできないだろうね。
Windows Mobileも インストールベースで Androidに抜かれるのは時間の問題みたいだし、Windows Phone 7が出てきた頃には終戦しているかも。