日産ジュークGTの過給エンジン、暖気中に限り成層燃焼 - クルマ - Tech-On!
燃料を1サイクル中2回に分けて噴射する。1回目は吸気行程中、2回目は圧縮行程の後半だ。普段は1回目を主体にして均一な混合気を筒内に作る。
これに対して暖気運転中は、1回目を噴かず、2回目だけにする。圧縮行程の後半だから、燃料を噴く空間は平たい円盤状になる。噴く時期は点火時期よりもインジェクタからプラグまで燃料が到達する時間だけ早くする。インジェクタからの燃料は点火プラグのそばに集中する。その部分の空燃比は低く(濃く)着火性は高い。間違いなく着火するから点火時期を遅くできる。このため等容度が下がり、排ガス温度が高くなる。結果として触媒を早く暖め、排ガス中の有害成分を減らすことにつながる。
最近の日産はキテるね。 「技術の日産」と言われていた頃を彷彿とさせる発表を次々と行なっています。
ちゃんとセールスに結びつくといいですね。