新入社員を自律させる育成ノウハウとは?

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「指示待ち社員」はもういらない! 新入社員を自律させる育成ノウハウ

そもそも、「自律」とは何か、「自律したエンジニア」とは一体どんな人なのだろうか。猪狩氏は「自律した人」=「自分で考えて行動できる人」という定義を示した。
 
自律できていない人とは、いわゆる「指示待ち社員」のことを指すようだ。「『いわれるまで動こうとしない』『何のために行動しているのか考えようとしない』人は、いつの時代にもいます。しかし、ここ数年の新入社員を見ていると、指示待ちタイプの比率が増えてきたように思えます」と、猪狩氏は指摘する。(中略)
 
「わたしは『今年の新人は○○タイプ』といった世代論は、頭から信用はしません。ただ、近年は『失敗を怖がる』傾向が、以前より強くなったと思いますね」(猪狩氏)(中略)
 
もちろん、良い傾向もあるようだ。例えば、「団結力の高さ」。昔は何十人もの新入社員が集まれば必ず一匹狼タイプがいたが、最近はあまり見られない。「助け合う文化」が根付いていて、できる人ができない人を上手に教える場面もしばしばあるという。猪狩氏は、「システム構築はチームでやる仕事。いろいろな企業の新入社員が集まって団結するのは伸ばすべきポイント」と評価する。

そりゃ「失敗を恐れるな」なんていいつつ、失敗したらペナルティを課されるような環境なら、「No Try, No Error」になっても不思議はないですね。

ではどうしたらいいのでしょうか?

やり方は非常にシンプルだ。「なぜ自律しなければならないか」について説明する座学の後、新入社員1人ひとりに日々の行動目標を記入するシートを渡す。新入社員はシートに、「将来どうなりたいか」を考えたうえで、身につけたい日々の行動目標を書く。目標は、すぐに行動できるようなものにしてもらう。例えば、
 
* グループワーク中は必ずメモを取る
* ほかの人が話しているときは話を遮らない
* 自分が話すときは、人の目を見て話す
 
といったことだ。そして、毎週1回、4~5人のチーム内でミーティングを行う。新入社員は、目標が達成できたかどうかを、自分自身とチームメンバー全員でレビューする。できていた場合は目標を新しく設定し直す。この30分ほどの振り返りを、研修期間の数カ月の間、ひたすら繰り返す。

なるほどね。 ウチにも若い奴らがいるので、取り入れてみようかしらん?

でも、本当の問題は「自律出来ていないベテラン社員」だったりするんですけどね。