【トヨタ ラクティス 新型】住友電工のワイヤーハーネスを採用、軽量化に貢献 (レスポンス) - Yahoo!ニュース
自動車の燃費を改善するため、軽量化のニーズが高まっており、1台当たりの総重量が重いものでは20kgにもなるワイヤーハーネスについても軽量化が求められている。
今回、住友電工グループではアルミ電線を使った自動車用ワイヤーハーネスの開発を進めてきたが、電気接続の信頼性確保を実現する端子構造の見直しなどで、撚線構造の細物アルミ電線を使ったワイヤーハーネスの開発に成功した。
従来の銅電線の場合、サイズが2平方mmで電線質量は21.2g/mだが、アルミ電線の場合、同じサイズで電線質量は9.1g/mと半分以下。
銅価格も高騰してるし、アルミ電線というのはアリかも。
住友だけでなく、古河もやってるみたいですね。
古河電工など、Al電線用いた自動車用軽量ワイヤハーネスの実用化にメド---性能バランスの良い1000系Al合金を新開発 - クルマ - Tech-On!
ワイヤハーネスの電線は質量全体の約60%を占める。この電線を軽くするために、これまでは絶縁被覆の薄肉化や細径電線の採用などを行っていた。だが、これらの取り組みでは軽量化に限界があるため、古河電工グループは2006年にAl合金を導体とする電線(Al電線)の開発に着手した。Al合金は、Cuに比べて電気伝導度が約2/3と劣るものの、比重が約1/3と小さく、ワイヤハーネス全体では40~50%の軽量化が可能になるという。
一般にAl合金は導電率や屈曲性の点でCuに劣るが、ワイヤハーネスに要求される性能をバランス良く満たすようなAl合金を新たに開発した。具体的には、Alのほかマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、Cuから成る1000系アルミ合金(Alの純度が99.0%以上)だ。(中略)
電線の導体と端子の接続性能を確保することも大きな課題だった。Al合金の酸化被膜はCuに比べて絶縁性が高いことから、電線導体と端子を圧着接続させた場合の接続性能について、自動車で求められるレベルを確保するのが難しかったという。そこで、圧着接続した場合のAl電線端末部における酸化皮膜の破壊について、理論解析を実施。解析結果に基づいて接続の仕方を工夫することで、接続性能を確保している。
なるほど。 確かに酸化皮膜はやっかいですね。 ハンダ付けとかどうなんだろう?