組織で働く人が果たすべき「3つの責務」 : J-CAST会社ウォッチ
果たすべき責務の1つめは、「組織が掲げる目標を共有すること」です。会社で働く人それぞれの動機は、お金や名誉、ひまつぶしなど、それぞれ異なるかもしれません。
しかし、給与を受け取っている限り、組織の目標達成のために働いている点は外せません。現在の雇用契約には労働時間と給与くらいしか書かれていませんが、今後はこのことも書いておくべきかもしれません。
2つめは、共有した目標達成のために「個々人が与えられた役割を十分に果たすこと」です。その内容は明確に指示された仕事だけでなく、各構成員が全体を見渡して自分でやった方がよいことを自発的に行うことも含みます。(中略)
3つめは、「組織で働く人は成長し続けなければならないこと」です。組織は世代交代をしながら存続、発展していきます。「私だけは成長したくない」というわけにはいかず、自ら成長する責務があるわけです。
終身雇用の崩壊などを言い訳に、「会社が将来を保証してくれるとは限らない」といって自分の動機だけを優先する人は、組織で働く資格はありません。自らの役割を主体的に見出さず成長を拒む人は、組織にぶら下がって資産を食い潰しているにすぎません。
1番と2番については当然と思う方も多いと思いますが、3番目の「成長の義務」が出来ていない人は結構多いです。
特に会社生活も折り返しを過ぎたベテラン層ですね。 頑張ったところで給料は増えないし、ということで「そこそこ働いていればいい」といった感じでしょうか。
気力・体力的に高いレベルを持続できないのは、ある程度仕方ないとは思います。 スポーツ選手だって同じですが、彼らはパフォーマンスを維持できなければ引退を余儀なくされますからね。
せめて業務や仕事のやり方でチャレンジして、1日に1つでもいいから新しいことを覚えるようにしたいものです。
そんな姿勢を持ち続けることが、成長につながるのだと思います。