【東日本大震災】日立オートモティブシステムズ、3月25日中にも一部操業を再開 - クルマ - Tech-On!
日立オートモティブシステムズは、3月25日時点の東日本大震災からの復旧状況について発表した。同社は佐和事業所(茨城県ひたちなか市)と福島事業所(福島県伊達郡)で建屋や設備などに被害を受けた。両事業所では、復旧作業と並行し、既に生産設備の試験運転を進めている。確保してある部材の在庫を使い、3月25日または26日から一部で操業を始められる見通しである。ただし先行きについては、材料・部品メーカーからの供給状況が不透明であるため、現在個別に対応策を講じている。
なお、電力は、両事業所ともすでに通じている。福島事業所では東北電力からの供給制限を受けているため、一部を自家発電で補っているが、フル操業するには足りない。
同社はエンジン・変速機の制御ユニット、スロットルボディ、空気流量計、スタータモータなどを生産する。特に空気流量計は2007年に累計生産1億台を達成するなどシェアが高く、“これがないためにクルマ全体が造れない”キラー部品の一つとなっているため、同社の操業再開が各自動車メーカーに与える影響は大きい。
日立AMSの部品がないと、世界中の自動車メーカーの生産がストップしてしまうのですよ。 大袈裟ではなく。
代替部品に切り替えようとしたら、設計やり直しで2年くらい掛かりますからね。