商品の払底は、トヨタとアマゾンのせい!?

商品の払底は買い占めだけが原因じゃないんじゃないの説(雑談): 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog

で、そろそろ決算だというのもあり、B2BのEC物流を担っているシステム屋の経営者なんかともいろいろと話していたんですが、買い占めの影響もあるかもしれないけど実際には在庫を極限まで減らしたり、生産拠点からダイレクトに販売拠点へ品物を送り込めるシステムのお陰で、突発的な需要増とトラックなどの物流の混乱が混ざると見事に品物が店頭からなくなるというんですね。
 
とりわけ、埼玉や千葉に物流拠点を持っていた法人さんだと、トラックがうまく首都圏に流れていかず、流通に在庫が残っていても店頭に品物が届かないという事例が急増したそうなんですが、これはスーパーなどに置ける在庫がそもそも少ないところへ、ちょっとした需要増があるとモノがなくなるという現象に見えてしまうようで。
 
というのも、そもそもペットボトルの茶など週に1、2本程度しか買わない高齢者が3本買うようになるだけでコンビニから茶が消えたり、いつもは残り2,3ロールになったらトイレットペーパーを買う家庭が「なくなって買えなくなったら嫌だから」ととりあえずいま買っとけ的な行動によってちょっとした需要が増えるだけで、簡単に流通在庫がなくなって、それがあたかも買い占め発生のように見えてしまい、かえって「買えるときに買おう」という消費行動の連鎖を呼ぶのだろうと。
 
それが、一品目や二品目で払底するならブーム乙で終わるものが、災害発生時では結構な品目で起きるものだから、棚が空っぽになっちゃうわけですね。

そうそう。 昔なら問屋さんが間に入っていて、ある意味バッファーの役割を果たしていたんだろうけどね。
ガソリンも含めて、あれを「買い占め」と呼ぶのはミスリーディングだと思う。 政府は責任を逸らすために、意図的にやっているんだろうと思うけど。