カツマー、「原発の広告塔」から寝返る

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勝間和代女史が寝返った件(いい意味で): 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog

恐らくは、勝間女史も過去との発言の整合性を考えて、また広告塔として中部電力の原子力発電所をPRしてきたことと、原発爆発も含めて原発事故の予後が予想以上に悪くて旗色が悪くなり敗勢濃厚だということを両論鑑み、ここは撤収するのが吉、と判断したのだろう。確かに、いままでいろんな人々が原発を擁護してきた。その過半はカネのためであり、積極的に原子力を擁護したいというわけではなくとも何か払いがいいので糊口を凌ぐために「片棒を担いだ」ケースはたくさんあるだろう。また、こんにちの事態に直面して「しまった」と思っている人々も。(中略)
 
勝間女史は、発言の内容と、受け取られ方に対する配慮が足りなかったという点を謝罪してたんだな。単なる広告塔だった勝間女史が、なんで電力業界のコンプライアンスへの認識不足について謝ってるのだろう。そこ、関係ないから。もとから素人だったんだろ。
 
問題とされているのは、youtubeでも引用されているように電力業界の原子力PRのキャラクターとしてカネを貰っていて、事故が起きてもなおしばらく原子力政策や電力会社の原子力発電推進のための発言を公的な場で繰り返したことだよなあ。コンプライアンス上の課題を認識できてなかったというなら、カネを貰って宣伝したことをお詫びしていることになるし、それに気づいて謝罪し「態度を改めます」というなら、電力業界のリスクについて是正案を云々する前に「コンプライアンスを理解できない分野の仕事はしないようにします」というのが筋なんだろうと。
 
だから、彼女の話を受けての反応が「どの口で電力会社批判しているんだ」という内容になるのは当然だよなあ。原子力関連は素人でした、すみません、という謝罪をした人が、電力業界に何ら詳しくないのに是正措置の提言とかしちゃうんだから。しかも、社交辞令じゃなくて本当に詳しくないから、何の解決にもならないか、とっくに話あわれているか、近い未来そうならざるを得ないか、その手の平凡な提言だけが羅列されてしまう。事故は起こしたけど、その辺の界隈はそこまで馬鹿じゃない。

自分は勝間和代の言動には全く関わり合いたくないし、その価値はないと思っているのですが、なんであんなに専門外のことに首を突っ込んでいくのか不思議でならないですね。 食べていくためには仕方ないんでしょうが。