Wave で初めてFIのバイクに乗ったんですが、乗る前に妄想していた感覚とはずいぶん違っていました。
どんな妄想かというと、「コンピューターが吸気温度やスロットル開度、エンジン回転数、ギヤポジションから瞬時に最適な噴霧量を計算してくれる = ダイレクトなスロットルレスポンス」というものです。
しかし実際のWave110iは、スロットルケーブルがゴム紐で出来ているんじゃないかと思うほど、スロットルレスポンスは鈍いです。
昨日も60km/hで流しているときに、(セナ足のように)スロットルを小刻みにアオってみたのですが、エンジンはまったく反応しませんでした。 これは一体!?
想像ですが、これには機構とセッティングの2つの影響があるのだと思います。
機構からくる影響というのは、スロットルがバタフライバルブだからでしょう。
スライドバルブでも、スロットルケーブルの動きに対してボアの開口部面積がリニアに開くわけではないですが、バタフライバルブの場合はスロットル開度が1/3くらいまでの領域では特にボア開口部の変化は小さそうです。
セッティングについては、言うまでもなくメーカーとして「こういう特性を狙った結果」ということです。
乗りながら思ったのは「CVキャブにそっくり」ということでした。 ほとんどの市販バイクで使われていたCVキャブは、スライドバルブを直接操作するのではなく、バタフライバルブで吸気量を調整し、発生した負圧でダイヤフラムのピストン&ニードルを動かしてガソリンの噴霧量を決めていました。
WaveのFIは、負圧とダイヤフラムをコンピューターに置き換えて、CVキャブの特性を再現させたものに思えます。
まあ、ハイスロ+PE24のスロットルレスポンスと比べるほうが無理があるのでしょう。
大袈裟でなく、1mm以下の微妙な握り加減で操作しないと、前走車との一定の距離を保つことが出来ませんからね。
アジアでは未舗装道路がまだ多いですが、こんな過敏なスロットルでは疲れてしまって大変でしょう。
Waveで元気よく走ろうと思ったら、「ガバっと開ける」のが正解なのかもしれません。
とはいえちょっと酷いレベルです。 これはおそらくスロットルケーブルの遊びが大きすぎるのだろうと思います。
調整方法はキャブ車と同じみたいですね。 来週末にでもやってみます。
あとハイスロ化したいですね。 通常のモンキー用とか付くのかな?
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これがWaveに適合するかどうかわかりませんが、付いたとしても物足りないかも。
ジョルカブのグリップヒーターに慣れてしまって、Waveの細いグリップに馴染めないので、季節外れですがグリップヒーターを付けてしまうかもしれません。