ホンダ、家庭用ガスエンジン熱電供給システムを全面改良 (レスポンス) - Yahoo!ニュース
ホンダは23日、ガスエンジンで発電し、その際に生じるエンジンからの排熱を利用して給湯する高効率な家庭向け熱電併給システム「エコウィル」の核となるガスエンジン・コージェネレーションユニットを全面改良したと発表した。5月から各ガス事業者への販売を開始する。
新型ユニット「MCHP1.OK2」は、吸気行程と膨張行程のストローク長が異なる高膨張比化によって熱効率を高めることで燃費性能を飛躍的に向上した複リンク式高膨張比エンジン「エクスリンク」を搭載する。エクスリンクと独自の発電機技術により、発電効率を従来モデルの22.5%から26.3%まで向上するとともに、燃焼時にエンジンから発生する熱を細部にわたって回収する高効率な熱交換システムにより一次エネルギーの利用率を従来モデルの85.5%から92.0%へと飛躍的に向上した。
エコキュートに負けて影が薄かったエコウィルですが、昔から導入してみたいと思っていました。
電力不足が追い風になるかな?
ホンダ、コージェネエンジンに世界唯一の機構式アトキンソン (レスポンス) - Yahoo!ニュース
アトキンソンサイクルは吸気行程より排気行程のストロークが長いもので、熱効率(燃費性能)の高いエンジンができる。車両用ではハイブリッド車などのエンジンに採用されている。ただ、車両用の多気筒エンジンでは吸排気バルブの制御で、ストローク長を可変させている。
ホンダの新エンジンは、コンロッド部に独自開発のリンク機構を採用した純機構式であり、「世界で現存する機構式アトキンソンサイクルエンジンとしては恐らく唯一」(本田技術研究所汎用R&Dセンターの今井周平主任研究員)という。
排気行程容積は、吸気行程の約1.5倍に及んでおり、「爆発後の仕事を長くさせる」(同)ことで、熱効率の改善につなげている。
アトキンソンサイクルに限らず、昔から複雑なリンク機構を用いたレシプロエンジンが提案されてきましたが、生き残ったものは皆無に近いです。
ホンダの新型エンジンがどんな機構を採用しているのか、興味深いですね。