窮地の首相、最後の「補正カード」 与野党で早くも反発 :日本経済新聞
首相を支える岡田克也幹事長は党所属の新人議員との懇談で「首相指示は唐突過ぎて野党の反発を買っている。もっと丁寧にできなかったのか」とこぼした。執行部も知らなかった。
大幅な会期延長に野党の理解を得られるメドはない。平田健二参院幹事長は「参院で法案を通すのは難しい。大幅だろうと小幅だろうと、延長してもどうにもならない」と突き放した。
14日夕には岡田幹事長、輿石東参院議員会長らが首相に「野党への根回しなしには難しい」「延命策と受けとられる。これでは党はもたない」などと再考を促した。首相は聞く耳を持たず、党幹部が退出した1時間後に野田氏と財務省の事務方を呼び、正式指示の形をとって後戻りできないようダメ押しした。
民主党執行部内でも「大幅延長と追加補正を首相の下で実行するのは無理だ」との空気が強く、党幹部は「延長幅は暗中模索、決め手がない」と漏らす。追い込まれた首相の「最後のカード」は、与党内を一段と混乱させている。
菅直人を称するに、もっとも当てはまる形容詞は「暗愚」ではないかと思いますね。
江戸時代なら、「殿、ご乱心」と家老たちが結託して幽閉し、むりやり隠居させるんでしょうけど。
たぶん、他の国ならとっくにクーデターが起きていると思います。 それが良いこととは思いませんが、ある意味で健全な反応なのかもしれませんよ。