新型「CR-V」 にはF1撤退の成果が

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ホンダ CR-V 新型発売…開発外村氏「車はバランスが命」 | レスポンス (ニューモデル、新型車のニュース)

--- F1開発の経験を反映できたところは?
 
「空力関係ですね、これから量産車の至る所に入ってくる技術だと思います。いままで乗用車で空力技術といっても“100km/h以上でしか効かないよ”って言われていましたが、車は動いているものなので空力のバランスは変わります」
 
「例えば、直線からブレーキングしてターンインした場合、車の姿勢や向きが変わるとともに空力の重心も変わり、それはわずかな量でも実はドライバーは感じとっているんです。そういったいままで取り組んでなかった部分について、“どうやって評価するの?”ってところをF1のノウハウから持ってきています」
 
--- F1開発と量産車開発の違いは?
 
「大きく違っていたのは、量産車はプルービンググラウンドがあり、いつでもテストすることができ、ある一つの部品について効果を確認することができます。一方、F1の場合は、テストの回数や時間が制限されていて、短い時間のなかでいろいろなパーツを一緒に取り付けてテストします」
 
「F1では一つの部品について効果を確認することができないので、シミュレーション技術や台上試験が発展してきたんですが、それらの技術は全部量産車で使えるテクノロジーなんです。そういった技術があることで、もっと深いところまでメカニズムを理解することができ、結果的に開発スピードは速くなり、理屈まで解るからもっと進化させることができます」

F1撤退から丸三年ですか。 早いものですね。
時期的にもF1から市販車開発の現場へ帰ってきた技術者が、関わった商品が出てくるタイミングではありますね。