Ford社、排気量1.0Lの3気筒直噴ターボエンジンを「Focus」に設定 - クルマ - Tech-On!
これまで同社は、1.6L、2.0L、3.5LのEcoBoostエンジンをそろえているが、1.0Lは4機種目となる。エンジン出力は92kW(125PS)と77kW(100PS)の2種類で、これまでの1.6L自然吸気エンジンとほぼ同等の出力をそろえる。一方、CO2排出量は77kWの5速手動変速機仕様で、1.6Lエンジン車の136g/kmから109g/kmに改善、燃費は58.9mpg(25.0km/L)に高めた。92kW仕様は最大トルクが170N・mで、CO2排出量は6速手動変速機仕様で114g/km、燃費は56.5mpg(24.0km/L)である。
新エンジンは、EcoBoostの特徴である直噴、ターボチャージャ、吸排気の可変バルブタイミング機構を備える。3気筒なので、振動・騒音の対策が必要となるが、バランスシャフトを使うのではなく、フライホイールとクランクプーリにバランスを補正するマスを取り付けた。これは日産自動車の「HR12DE」と同じ考え方だ。また、冷間時の暖気を早めるために、冷却通路を工夫するとともに、アルミニウム合金よりも早めにブロックの温度を高められる鋳鉄製のブロックを採用した。排気マニホールドもシリンダヘッド一体型として通路周囲を水冷しており、排ガスのエネルギで水温を早く上げる。車種によってはアイドリングストップ機構、空気抵抗を下げるためにグリルを開閉する機構、バッテリの充放電制御と組み合わせる。
意外とCO2排出量はそれほど小さくないですね。
ところでヨーロッパや中国なんかは1.6Lが主流ですが、日本も税金の仕切りを合わせたらいいのにね。