「私がもらって当然」 芥川賞・田中さんは下関市出身

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芥川賞・田中さん不機嫌「私がもらって当然」 (読売新聞) - Yahoo!ニュース

円城さんは、札幌市生まれ。東大大学院の博士課程で理論物理を修め、任期つき研究職を転々とした末、「食べるために」書き始めた。3度目の候補だった受賞作は数十の言語を駆使する作家が登場し、言葉と書く行為を問う実験的小説。選考会でも賛否が割れた。
 
田中さんは山口県下関市生まれ。高校卒業後、「ほかのことができず」、谷崎潤一郎や三島由紀夫などを乱読し、毎日、あてもなく書き続けた。05年デビュー。実家で母親と暮らす。今回は5度目の候補。
 
受賞作は下関とおぼしき昭和の末の町が舞台。川や魚の匂いが漂う集落に住む高校生を主人公に、暴力的な父との確執や性の衝動を、密度の高い文章で描く。

村上龍も言ってたけど、小説家というのは「他に何もできず」に「食い詰めた」結果なるものだそうです。 そういう意味では正統な小説家ということになるのでしょう。

旧下関市(昭和末期の)ってあまり川がなくて、武久川とか綾羅木川くらいしか思い当たらないんだけど。

不機嫌な田中さん 芥川賞で都知事挑発 - 社会ニュース : nikkansports.com

芥川賞をめぐっては選考委員の石原慎太郎都知事(79)が「ばかみたいな作品ばかりだよ」などと指摘。選考が注目されていた。
 
その評価に相当頭にきていたのか、“5度目の正直”で受賞となった田中さんは、会見で「(自分が受賞を断り)気の小さい選考委員が倒れたら、都政が混乱する。都知事と東京都のために、もらおうと思った」「おじいさん新党をつくろうとしているようだが、新党結成にいそしんでほしいと思う」と、石原氏に挑戦的な言葉を連発。作家としてのプライドを示した。
 
田中さんは、米アカデミー賞主演女優賞を5度目のノミネートで手にした女優シャーリー・マクレーンが、「私がもらって当然」と話したことを引用し「大体そういう感じですね」。受賞連絡は「頂戴します」と受けたが、「4度も落とされ、ここで断るのが礼儀と思うが私は礼儀を知らない」。ニコリともせず、「1度目の(候補作での)受賞が一番いい。5度目はまぬけ」「取って当然だから当然」と、ふてぶてしかった。
 
4歳で父を亡くし、2人暮らしの母親には「おめでとう」と祝福された。携帯電話は持たない主義。仕事に就いた経験はなく、20歳から小説を書き続ける。仕事がない若者へのメッセージを問われると「私は本を読み、小説を書いて、作家になっただけ」と、素っ気なく答えた。会見には、ワインを2杯飲んで登場。「機嫌が悪いようですが」と指摘されると、「こういう場が好きな人なんかいない。早く終わりましょうよ」。逃げるように会場を去ったが、最初と最後だけは深々と頭を下げた。

下関の人間は人ごみが嫌いなんです。 大目に見てください。

石原知事「バカみたいな作品ばかりだよ」とも(読売新聞) - goo ニュース

この田中さんの発言について石原知事は18日、「いいじゃない。皮肉っぽくて。俺はむしろ彼の作品は評価したんだけどね」と語った。

むしろトチジ好みだろうと思うよ。