マツダ、1700億円規模の増資

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マツダ、増資などで1700億円規模の資金調達へ=報道 (ロイター) - Yahoo!ニュース

NHKによると、マツダは1000億円規模の増資を実施する方針を固めた一方で、三井住友銀行や日本政策投資銀行、地方銀行などから劣後ローンで700億円規模の融資も受ける。マツダは調達資金でメキシコに新工場を建設するなど、海外生産を拡大する方針だという。
 
マツダは2012年3月期通期の連結当期損益は1000億円の赤字(従来見通しは190億円の赤字)となり、4期連続の当期赤字となる見通し。東日本大震災やタイ洪水などが打撃となった側面もあるが、輸出比率が高く、円高の影響を受けやすい構造問題を抱えている。自己資本比率は11年12月末も19.2%となり、同3月末の24.2%から大きく低下していた。

先立つものがないと、ということなんでしょうが、中国企業による買収の標的にならなければいいですね。

<マツダ>1000億円規模の増資 構造改革が鍵に (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

マツダが大規模増資に踏み切る背景には、円高に左右されやすい生産体制の問題がある。マツダの国内生産に占める輸出の割合は、11年実績で約8割と国内大手自動車メーカー8社で最も高く、12年3月期は円高による減益が405億円に上る見通しだ。山内孝社長は11年4~12月期連結決算の会見で「構造改革が円高のスピードに追い付いていない」と述べ、円高対策が急務との認識を示していた。(中略)
 
ただ、マツダは09年末にも1000億円弱の公募増資を実施。10年末には米フォード・モーターの出資比率引き下げに伴い、三井住友銀行や住友商事などがフォードからマツダ株を引き受けるなど、たびたび増資や関係先の協力を仰いできた。今回の増資で株式価値はまた薄まり、株主の不満は強まりそうだ。

なんだか一時期の三菱自を思い出しますね。

マツダ株:午後取引で急落、増資など財務基盤強化の報道-東京市場 - Bloomberg

2月21日(ブルームバーグ):マツダ株が午後の取引で急落。前日比で一時14%安の138円をつけた。2008年10月以来の下落率。マツダは経営立て直しのため、市場で最大1000億円規模の増資に乗り出すほか、三井住友銀行や日本政策投資銀行などから劣後ローンを700億円規模で受ける方針と、NHKが21日正午のニュースで報じた。(中略)
 
髙木証券の勇崎聡投資情報部長はマツダについて、時価総額2500億円規模で1000億円規模の増資となると、希薄化懸念で株価130円台の水準まで下げることも視野に入れているという。一方、会社側が示唆していたこともあり、市場も織り込んでいたともいえるので、サプライズは限定的と指摘。さらに、世界最大の自動車市場の中国での展開強化にかかっているとし、戦略の推移を見守りたいとコメントした。

これ以上株式価値が希釈化すると、額面割れになるかもしれないですね。