米Ford、自動車用APIプラットフォーム「OpenXC」の実験的公開を開始 -INTERNET Watch
米Fordが“自動車用API”と呼ぶプラットフォーム「OpenXC」を、大学と一部開発者向けにベータテストとして公開したと発表した。
OpenXCは、オープンソースのハードウェアとソフトウェアからなるプラットフォームで、リファレンスハードウェアとソフトウェアとしてArduinoとAndroidを採用。Fordの研究部門Ford ResearchとニューヨークのBug Labsが共同で開発が進めている。今回は大学と一部企業に限定する形でベータ版ツールキットを公開したが、将来的にはソースコードを一般公開する予定だ。
OpenXCのハードウェア機器を対応自動車に差し込むと、自動車のリアルタイムデータを読み込み、アプリケーションで利用できる。読み込めるデータには、車輪の回転速度、角度、GPS位置、航行速度等、現時点で10以上の項目となっている。ただし、自動車の安全に関わるブレーキやハンドル操作等の制御ソフトウェアは操作できないように設計されている。(中略)
Ford ResearchのシニアテクニカルリーダーであるVenkatesh Prasad氏は「スマートフォンソフトウェアプラットフォームと同じように開発者に車を提供したら、開発者がどんなことができるか、OpenXCは我々に教えてくれる」とコメント、開発者たちのアイディアに期待を寄せる。
こういうのを始めるのは、アメリカ人しかいないですね。